« 好き でも 嫌い | トップページ | Les Gens »

2007年12月21日 (金)

「広い砂浜でほんのひとかけらのさくら貝をひろったような」

もう40年も昔、「ヤマテイ」とかいう英文解釈の受験参考書があり、それが高等学校の英語のサブテキストだった。授業でとりあげられることはなく、ただ、範囲を決めて、定期的に試験があった。数行の英文を、それも、哲学や思想のジャンルから、小説の一節。難渋し、とんでもない読み方をした。

今ならば、ひとつひとつもとの本を調べ、その文脈の中に目の前の文章を埋め込んで理解するだろう。しかし、当時はほかにやりたいことがあり、そんなことは思いつかなかった。どうせ人生は暇つぶしとうそぶきながら、本当はそんな風には思っていなかったのである。

さて、タイトルに掲げたのはそのなかにあった一つとして記憶されているもの。なにしろ40年も昔のことで、うろ覚えである。

ニュートンが「万有引力」の発見を賞賛されて、応えたことばということになっていた。出典も明らかではない。

人が発見する真理とかいうものはほんのかけらに過ぎない。

そこに広大な砂浜があり、その向こうに闇の大海がある。

このイメージはなぜか、その頃の気分と響きあい、その後の自分自身をおおきく支配した。

「かけら」だけを拾おうとすること、その向こうの大海を思わぬこと。

|

« 好き でも 嫌い | トップページ | Les Gens »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/501287/17433180

この記事へのトラックバック一覧です: 「広い砂浜でほんのひとかけらのさくら貝をひろったような」:

« 好き でも 嫌い | トップページ | Les Gens »